春節6日間、映画興行の記録ラッシュ 中国映画独占
国家ラジオ映画テレビ総局によると、10日から16日にあたる今年の春節(旧正月、今年は2月10日)休暇6日間にあげた映画興行収入は7億6000万元(約114億円)に達し、観客動員数1925万人、上映回数50万回、1日興業収入2億元(約30億円)を超える中国映画史上最高の成績を上げたことが明らかになった。「新華網」が伝えた。
6日間の映画興行収入は前年比87%増、観客動員数は前年比61%増、上映回数は前年比45%増といずれも大幅にアップし、1日興業収入は11日が1億元(約15億円)にせまる成績だった以外、残り5日間すべて1億元を超える成績を上げた。特にバレンタインデーの14日は1日興行収入2億元以上、放映回数8万5000回、観客動員数460万人に上り、いずれも中国映画史上の最高記録を更新した。
特筆すべきは、春節休暇の映画スクリーンを中国映画がほぼ独占している点で、10日から16日の中国映画興業収入は7億1000万元(約106億円)で占有率95%、観客動員数は1800万人で占有率94%、放映回数は43万回で占有率91%にも上っている。10日に初日を迎えたチャウ・シンチー監督の中国映画「西遊降魔篇」は初日興行収入が8148万元(12億2220万円)、14日のバレンタインデーには1日興業収入が1億2200万元(約18億3000万円)に達する成績を上げ、昨年「画皮2」が創った7000万元(約10億5000万元)の中国映画の初日興行収入記録を抜き去ると同時に、「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」が持つ1億1600万元(約17億4000万円)の1日興業収入記録も塗り替えた。
春節休暇明けの映画市場も引き続き勢いを保っており、17日の興行収入は1億1000万元(約16億5000万円)、18日の興業収入は9355万元(約14億円)に上った。2月18日現在、今年全国の映画興行収入は30億3000万元(約454億円5000万円)で前年比25%増、うち中国映画の興行収入は24億2000万元(約363億円)で占有率は80%、前年比90%増となっている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年2月21日