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「敗戦の日」に靖国神社で騒ぎ立てる右翼たちを分析整理 (6)

旧日本軍の軍服を着た右翼。

 ■戦争マニアの「素人芝居」

 靖国神社境内で旧日本軍の軍服を着て威勢を見せつける右翼の写真は一度ならずメディアで報じられ、当時悪事の限りを尽くした中国侵略日本軍を人々に想起させてきた。彼らの出現は歪んだ歴史認識が日本社会に深く根付いていることの現われだが、荒唐無稽な個人的動機が混ざっていることもある。

 靖国神社の「下乗」の立て札のそばでは、毎年敗戦の日の正午近くに、旧軍服を着た右翼7、8人がいわゆる「記念儀式」を行い、軍用ラッパを吹き、軍刀を閃かし、整列して万歳三唱して、メディアや個人の格好の撮影対象となる。だが驚いたことに記者がその中の一人、「三浦」さんに日本兵を演じる理由を聞くと、靖国神社に祀られている親戚や友人もいなければ、いかなる政治団体にも属さず、戦争経験すらないというのだ。実際には彼は戦争ファンタジーに夢中の普通の定年退職者に過ぎず、外交や国益についての理解も「模擬軍事装備」購入の情熱に遠く及ばないのである。足を高くあげ意気揚々たる写真の数々は、意外にも素人芝居に過ぎなかったのだ!だがこのように薄っぺらい動機でも、周囲の「参拝者」たちからは拍手と歓呼が上がるのである。

 歴史を反省する以前に、多くの日本国民は歴史に対する認識姿勢を正すべきなのかもしれない。少なくとも残酷で、血の涙に満ちた歴史を無知な「盛装コンテスト」に変えてはならない。

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