中国はモバイルネットの時代に 情報消費を喚起
2013年中国インターネット大会が13日に北京で開幕した。国内外のインターネット企業、政府の主管部門、業界団体などの代表が一堂に会し、ネットの発展について話し合った。参加者は、中国がすでにモバイルネットの時代に入っているとの認識で一致した。人民日報海外版が伝えた。
▽上半期の情報消費は2兆元
あるデータによると、今年6月末現在、中国のネット利用者は5億9千万人に達し、このうち携帯電話によるネット利用者は4億6400万人で全体の78.5%を占めた。国家インターネット情報弁公室の彭波・専職副主任によると、この割合はこれから大幅に上昇する見込みで、中国がすでにモバイルネット時代に入ったことがわかるという。
ネットの発展は情報消費の安定的な増加につながった。今年上半期の情報消費の規模は2兆700億元で、前年同期比20%増加した。電子商取引(eコマース)の取引額は4兆9800億元を突破して、同4%増加した。工業・情報化部(工業・情報化省)の尚氷副部長によると、モバイルネットの端末プラットフォームをめぐるアプリケーションやサービスといった産業チェーンの各要素が猛烈な勢いで発展しており、新しい業態やビジネスモデルが次々に生み出されているという。
あるデータによると、現在、国内には携帯アプリ店舗が100カ所以上あり、開発された携帯アプリは100万種類を超えた。アプリのダウンロード量は米国に次ぐ世界2位。今年上半期のスマートフォン(多機能携帯電話)出荷台数は2億1400万台に達して、前年同期比120%増加する見込みだ。
情報からわかることは、現在、中国には携帯電話のデジタル新聞が約3千種類あり、ニュースサイトは3万以上あるということだ。このうち捜狐新聞の設置数は1億件を超える。ゲームをみると、今年6月までに携帯電話ゲーム利用者は1億6100万人に達し、同15.7%増加した。携帯ゲームは今やネット利用者の重要な娯楽であり、爆発的な伸びをみせる。
彭氏は、モバイルネットは生産や生活などの各方面に深く浸透しつつあり、中国経済のモデル転換とグレードアップの新たなエンジンだ、と話す。