韓国でMERS猛威 中国への影響は?

韓国保健福祉部(省)によると、韓国では、MERS(中東呼吸器症候群)への感染が疑われる人は数百人に上り、感染が確認された人がかなり増え、死者も出ている。また、感染者と緊密に接触したとして隔離・観察措置を受けている人は2千人を上回っている。

独で初めてのMERSによる死者 中東旅行の経験者

人民網日本語版(2015-06-18 11:36)

  ドイツの衛生部門は16日、同国の65歳の男性が中東地域の旅行中に中東呼吸器症候群(MERS)コロナウィルスに感染し、その後合併症を起して今月初めに死亡したと発表した。新華社が伝えた。[详细]

韓国MERS患者は162人まで増加、隔離患者は6508人へ急増

人民網日本語版(2015-06-17 14:49)

  韓国保健福祉省の17日の発表によると、韓国中東呼吸器症候群(MERS)感染患者は新たに8人増え、全体で162人に増えた。うち、18人の容態は安定していない。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して伝えた。[详细]

外国人旅客が韓国でMERS感染した場合、37万円の補償

人民網日本語版(2015-06-16 14:55)

  韓国文化体育観光省は15日、外国人旅客の不安を払しょくするための「MERS対策及び旅行業界支援案」を発表した。今月22日より、もし韓国旅行中にMERSに感染した場合、当該患者に3000ドル(約37万円)の旅行費用と治療費を補償する。中国新聞網が伝えた。[详细]

韓国MERS感染患者は154人に増加、死亡者数は19人に

人民網日本語版(2015-06-16 14:51)

  韓国メディアによると、韓国保険福祉省は16日、韓国の中東呼吸器症候群(MERS)感染者は154人に増加し、死亡者は19人に増えたと発表した。中国新聞網が伝えた。[详细]

中国の航空会社、韓国便を運休・減便

人民網日本語版(2015-06-16 14:49)

  韓国での中東呼吸器症候群(MERS)流行の影響で、韓国へ行く旅客が減少している。現在、中国の各航空会社は相次いで減便・運休している。山西日報が伝えた。[详细]

韓国人男性、欧州でMERS類似症状を発症

人民網日本語版(2015-06-15 13:45)

  スロバキアでMERS(中東呼吸器症候群)に似た症状を表し、隔離されている韓国人男性について、韓国外務省の職員は14日、この男性は韓国出国前に国内の病院を訪れたことはなかったことを明らかにした。また、別の職員も、この男性は、韓国国内でMERS感染者と接触するような場所に行ったことはなかった模様だと話し[详细]

「韓国人の入国を禁止」 日本人ネット民の主張に韓国人猛反発

人民網日本語版(2015-06-12 10:15)

  韓国では、MERS(中東呼吸器症候群)の感染拡大が続いているが、この原因として、韓国における感染症予防体制の不備が取沙汰されている。このような状況について、日本人ネットユーザーも冷静でいることはできず、「政府は韓国人の入国禁止措置を検討すべき」という意見まで出る始末だ。これに対し、韓国人ネットユーザ[详细]

韓国で中国人1人のMERS感染を初めて確認

人民網日本語版(2015-06-11 14:29)

  在韓国中国大使館は10日、中国の国民がMERS(中東呼吸器症候群)に感染したことを認めた。韓国で中国人の感染者が確認されたのは、今回が初めて。この患者は現在、指定病院にて隔離治療中という。人民日報が報じた。[详细]

〇MERSとは?

MERSウイルスは、新型コロナウイルスの一種で、感染者のほとんどがサウジアラビアで見つかっていることから、中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome=MERS)と名付けられた。

〇MERSウイルスの感染源

  • 最新の科学研究によると、MERSウイルスの感染源はラクダである可能性が高く、感染したラクダと直接接触したことで、ヒトにも感染したと考えられている。

〇感染経路:ヒトからヒトへ

  • 米国疾病対策予防センター(CDC)は2014年5月19日、米国で1例目のMERS感染者が確認されたことを発表した。この患者は、衛生部門担当者が海外からのMERSウイルス流入に関する初の追跡調査において、感染者と接触した人物を調べていた段階で見つかった。これは、米国内で、ヒトからヒトへの感染が確認された初のケースでもあった。
    この感染者は、海外で感染して米国内に入った患者と緊密に接触した経緯があり、本人は出国していない。現地の衛生部門がこの感染者と緊密に接触した60人の健康状態に対する追跡調査を行った。幸いなことに、感染者は軽いインフルエンザのような症状を呈したにとどまり、在宅隔離観察処置のまま日常生活を送り、身体状況は良好だった。本件は、極めて限られたヒトからヒトへの感染事例であったことから、米国はMERS予防対策方針を変えることはなかった。
    専門家は、「中東地域に旅行する人は、衛生面と呼吸器系の予防措置を徹底すること。頻繁に手を洗い、ラクダに接触すること、ラクダの肉を食べること、ラクダや他の動物の乳を生のまま飲むことは避け、感染リスクを減らすよう努めなければならない」と注意を促している。

〇予防・治療対策

  • WHOおよび中国衛生・計画出産委員会は、MERS予防治療対策として、次の通り提案している。
    1、中東地域を訪れる人は、それぞれが衛生・特に手の衛生に注意して、呼吸器感染症の症状を呈している人との緊密な接触や動物・動物の排泄物との接触を極力避ける。使い捨てティッシュを使い、手洗いをこまめに行い、現地の人との接触を減らし、咳をするときにはマナーを守り、咳やクシャミが出す際には鼻と口を覆うこと。
    2、中東地域を訪れた後中国に帰国した人で、発熱、涙、咳、喉の傷みなどの症状が現れた場合は、自ら出入国検査係員にその旨を申し出て、検疫検査および医師の診察を受けなければならない。帰国後14日以内に、発熱や呼吸器系の異常が見られた場合は、マスク着用で速やかに医師の診察を受けること。その際、病院への移動は、公共交通機関を用いてはならない。時機を得た診断と治療を受けるため、最近の海外渡航歴や現地での詳細状況について、医療関係者に事細かく説明した方が良い。