韓国でMERS猛威 中国への影響は?

韓国保健福祉部(省)によると、韓国では、MERS(中東呼吸器症候群)への感染が疑われる人は数百人に上り、感染が確認された人がかなり増え、死者も出ている。また、感染者と緊密に接触したとして隔離・観察措置を受けている人は2千人を上回っている。

韓国、MERS予防に「ラクダ肉、ラクダ乳は控えるように」が揶揄される

人民網日本語版(2015-06-10 16:30)

  韓国で中東呼吸器症候群(MERS)が猛威を振るっているため、韓国政府は拡大に歯止めを掛けるべく、さまざまな対策を講じ、国民にも感染予防の方法を伝えている。しかし、予防の方法の一つ「ラクダの肉を食べたりラクダのミルクを飲んだりすることは極力控えるように」は、「非現実的」と揶揄されている。新華社が報じた[详细]

韓国、MERS感染拡大で経済に打撃

人民網日本語版(2015-06-10 13:47)

  韓国で猛威を振るっている中東呼吸器症候群(MERS)に関して、韓国保健福祉部は9日、感染者が95人、死者が7人に増え、2892人が隔離されていると発表した。韓国京畿道教育庁の報道官によると、9日午後3時の時点で、韓国の学校2208校が休校している。MERS感染の拡大に伴い、韓国の経済や社会に大きな影[详细]

香港、MERS感染疑い隠して入国した韓国人男性を起訴へ

人民網日本語版(2015-06-10 13:45)

  中東呼吸器症候群(MERS)の感染疑いがある状態にも関わらずソウルから香港を経由して広東省恵州市に移動し、その後現地で隔離治療を受けている韓国人男性(44)が、香港で起訴される可能性が出てきた。香港特別行政区食物・衛生局の高永文・局長がこのほど、「同男性が提出した事実と異なる資料に関して、政府は現在[详细]

韓国、MERS感染者が95人 死者が7人に

人民網日本語版(2015-06-09 16:05)

  韓国で猛威を振るっている中東呼吸器症候群(MERS)の感染者は95人、死者は7人に増加した。中国新聞網が韓国聯合ニュースの9日の報道を引用して報じた。[详细]

猛威振るうMERS、韓国観光業に大打撃

人民網日本語版(2015-06-08 14:44)

  韓国観光発展局は7日、MERS(中東呼吸器症候群)の感染が韓国で拡大して以来、予定していた訪韓旅行をキャンセルした外国人観光客は2万人を上回ったことを明らかにした。新華社が伝えた。 [详细]

韓国、MERS感染拡大で1164校が休校 外国人観光客7千人キャンセル

人民網日本語版(2015-06-05 15:37)

  MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルス感染が拡大している韓国では、休校にする学校が1164校に増加した。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して報じた。[详细]

韓国、MERS感染による死者4人 確定診断された患者41人に

人民網日本語版(2015-06-05 14:01)

  韓国衛生部門が5日に発表した最新情報によると、韓国国内におけるMERS(中東呼吸器症候群)感染による死者は、1人増えて計4人となった。確定診断された患者は、新たに5人増え41人に上った。韓国メディアの報道を引用して中国新聞網が報じた。[详细]

MERS濃厚接触者78人、全員の所在確認 広東

人民網日本語版(2015-06-05 13:55)

  広東省衛生・計画出産委員会は4日に通達を発表、「5月29日に感染が確認されたMERS(中東呼吸器症候群)感染患者の容態は引き続き予断を許さない状況であり、患者は元気がなく、情緒不安定な状態に陥っている」ことを明らかにした。広東省が所在を追跡していたMERS患者との濃厚接触者計78人は、これまでに、全[详细]

〇MERSとは?

MERSウイルスは、新型コロナウイルスの一種で、感染者のほとんどがサウジアラビアで見つかっていることから、中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome=MERS)と名付けられた。

〇MERSウイルスの感染源

  • 最新の科学研究によると、MERSウイルスの感染源はラクダである可能性が高く、感染したラクダと直接接触したことで、ヒトにも感染したと考えられている。

〇感染経路:ヒトからヒトへ

  • 米国疾病対策予防センター(CDC)は2014年5月19日、米国で1例目のMERS感染者が確認されたことを発表した。この患者は、衛生部門担当者が海外からのMERSウイルス流入に関する初の追跡調査において、感染者と接触した人物を調べていた段階で見つかった。これは、米国内で、ヒトからヒトへの感染が確認された初のケースでもあった。
    この感染者は、海外で感染して米国内に入った患者と緊密に接触した経緯があり、本人は出国していない。現地の衛生部門がこの感染者と緊密に接触した60人の健康状態に対する追跡調査を行った。幸いなことに、感染者は軽いインフルエンザのような症状を呈したにとどまり、在宅隔離観察処置のまま日常生活を送り、身体状況は良好だった。本件は、極めて限られたヒトからヒトへの感染事例であったことから、米国はMERS予防対策方針を変えることはなかった。
    専門家は、「中東地域に旅行する人は、衛生面と呼吸器系の予防措置を徹底すること。頻繁に手を洗い、ラクダに接触すること、ラクダの肉を食べること、ラクダや他の動物の乳を生のまま飲むことは避け、感染リスクを減らすよう努めなければならない」と注意を促している。

〇予防・治療対策

  • WHOおよび中国衛生・計画出産委員会は、MERS予防治療対策として、次の通り提案している。
    1、中東地域を訪れる人は、それぞれが衛生・特に手の衛生に注意して、呼吸器感染症の症状を呈している人との緊密な接触や動物・動物の排泄物との接触を極力避ける。使い捨てティッシュを使い、手洗いをこまめに行い、現地の人との接触を減らし、咳をするときにはマナーを守り、咳やクシャミが出す際には鼻と口を覆うこと。
    2、中東地域を訪れた後中国に帰国した人で、発熱、涙、咳、喉の傷みなどの症状が現れた場合は、自ら出入国検査係員にその旨を申し出て、検疫検査および医師の診察を受けなければならない。帰国後14日以内に、発熱や呼吸器系の異常が見られた場合は、マスク着用で速やかに医師の診察を受けること。その際、病院への移動は、公共交通機関を用いてはならない。時機を得た診断と治療を受けるため、最近の海外渡航歴や現地での詳細状況について、医療関係者に事細かく説明した方が良い。