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韓国人男性、欧州でMERS類似症状を発症

「出国前に韓国国内で病院を訪れたことはない」

人民網日本語版 2015年06月15日13:45

スロバキアでMERS(中東呼吸器症候群)に似た症状を表し、隔離されている韓国人男性について、韓国外務省の職員は14日、この男性は韓国出国前に国内の病院を訪れたことはなかったことを明らかにした。また、別の職員も、この男性は、韓国国内でMERS感染者と接触するような場所に行ったことはなかった模様だと話している。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して伝えた。

韓国外務省の職員は、「韓国政府はスロバキアの衛生当局と緊密に協力し、現地で隔離されている韓国人男性に対して引き続き領事サービスを提供する。この男性がMERS類似症状を呈していると自ら韓国政府に告知した後、韓国政府はスロバキアの衛生当局に対して協力を要請、同局はすぐさまこの男性を病院に送り、隔離処置を講じた」と話した。

38歳のこの男性は、現地時間3日、発熱や皮膚病変などMERS疑似症状を呈した。現在、現地の病院で隔離され、詳しい検査を受けている。

スロバキアのメディア報道によると、3日にスロバキアに入国したこの韓国人男性は、同国北部の都市ジリナにある韓国メーカー・起亜自動車の下請け会社の職員で、ホテルに滞在していたが、スロバキアの首都ブラチスラヴァの病院に搬送された。

スロバキアの衛生部門は、「この男性は、パトカーが護送する救急車で病院に搬送された。防護服を着用し、他の病人とは隔離されている」と話した。

韓国政府が14日に発表した通達によると、韓国では、MERS患者が新たに7人確認され、これまでに確認された患者の数は145人に達した。現時点で、10人が全快して退院、14人が死亡、122人が治療中という。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年6月15日

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