韓国保健福祉省の17日の発表によると、韓国中東呼吸器症候群(MERS)感染患者は新たに8人増え、全体で162人に増えた。うち、18人の容態は安定していない。中国新聞網が韓国メディアの報道を引用して伝えた。
新たな患者のうちの一人は医師で、MERSに感染した医師の人数は5人となった。このほかに隔離患者は1日で922人急増し、全体の人数は6508人に達した。韓国保健福祉省によると、政府はすでにMERS患者、院内感染者、隔離患者が比較的多い13軒の病院に緊急医療チームを派遣、集中管理を実施したという。
最近は、潜伏期間(14日)を経てMERSウィルス感染の症状が現れたケースが多発している。これに関して韓国保健福祉省は症状が現れる期間は確定できないため、潜伏期間後に現れたのではないと指摘、依然として最長潜伏期間を14日とし、隔離対象者の隔離期間は14日のまま継続する。
韓国政府はMERS感染死亡者の家族にカウンセリングをこれから実施するとともに、韓国在住の外国人に対して、万が一MERSの症状が現れたり、感染患者と接触した際には、直ちに保健所などの関連機関に通知するよう注意を呼びかけた。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年6月17日