韓国では、MERS(中東呼吸器症候群)の感染拡大が続いているが、この原因として、韓国における感染症予防体制の不備が取沙汰されている。このような状況について、日本人ネットユーザーも冷静でいることはできず、「政府は韓国人の入国禁止措置を検討すべき」という意見まで出る始末だ。これに対し、韓国人ネットユーザーも黙ってはいられない。「放射能にまみれた日本製品の拡散については、一体どうするつもりだ?」と反発、韓日間でなじり合いが始まった。新華網が報じた。
MERSコロナウイルス感染拡大に対する韓国政府の予防抑制措置には、問題視すべき点が多々あり、日本人ネットユーザーはこれを見逃すことはなかった。たとえば、初期対応が十分と言えず、韓国政府の情報公開ルートもスムーズではなかった。これらが原因となって、韓国でMERコロナウイルスが広まり始めた時点での感染症の病理学的検査や隔離・予防システムに数々の手落ちが見られる結果となった。
8日付韓国メディア報道によると、全羅北道(チョルラプクト)淳昌(スンチャン)郡にある某病院に勤める医師は、自分自身が「在宅隔離」の対象となった後も、6日に妻とともにフィリピンを訪れ、7日に韓国に戻ったことを明らかにした。この行動は、夫妻が隔離対象になったことに対する反感を示すものであり、自分自身がMERSの症状を全く呈しておらず、感染した可能性もないと彼らは主張している。