韓国での中東呼吸器症候群(MERS)流行の影響で、韓国へ行く旅客が減少している。現在、中国の各航空会社は相次いで減便・運休している。山西日報が伝えた。
中国と韓国は互いに最大の観光客送り出し国であり、2014年に延べ610万人を超える中国人が韓国を訪れたが、MERSの持続的流行拡大により、中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空などは相次いで韓国便の減便、機材の小型化を図るほか、運休にまで至っている。
先日、中国民用航空局は各航空会社に向け通達を出した。「▽乗務員に対してMERS感染予防など伝染病に対する知識などの教育を周知徹底すること▽航空機の消毒、特に疑わしい旅客が降機後の消毒を強化すること、疑わしい症状が表れた際には応急処置とともに状況をしっかりと報告し、それに関連する目的地の検疫、出入国検査、衛生部門などへ早急に報告を行なうこと▽積極的に関連部門と協力し、速やかに乗客情報を提供の上、調査活動を実施すること」と要請した。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年6月16日