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韓国、MERS感染拡大で経済に打撃

人民網日本語版 2015年06月10日13:47

韓国で猛威を振るっている中東呼吸器症候群(MERS)に関して、韓国保健福祉部は9日、感染者が95人、死者が7人に増え、2892人が隔離されていると発表した。韓国京畿道教育庁の報道官によると、9日午後3時の時点で、韓国の学校2208校が休校している。MERS感染の拡大に伴い、韓国の経済や社会に大きな影響が出ている。新華網が報じた。

観光、娯楽施設は来場者激減

MERS感染拡大を背景に、韓国各地の観光地などを訪れる観光客は激減している。例えば、1日平均2000-3000人の観光客が訪れる韓国中部の人気観光地・俗離山国立公園を訪れる観光客は1000人ほどにとどまっている。

また、映画館などの娯楽施設も打撃を受けている。韓国映画振興委員会の統計によると、6日、全国の映画館や各種劇場の入場者数は計68万7872人。1週間前の5月30日(85万1251人)と比べると19.2%減となった。

ショッピングセンターなども楽観視できない状況となっている。1-6日、韓国のロッテ百貨店や現代百貨店、新世界百貨店などの売上額は前年同期比5.0-8.7%減となった。イーマートやロッテマート、ホームプラスなどの大型スーパーの売上額も12-12.4%減となっている。

韓国では多くの人が外出を控えるようになっているため、結婚式や赤ちゃんの満1才誕生日パーティーなどの開催を控える人も増加している。また、MERSがソウルで流行しているため、閑古鳥が鳴く状態となっているイベントも少なくない。


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