2015年6月8日  
 

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猛威振るうMERS、韓国観光業に大打撃

外国人観光客2万人以上が訪韓旅行をキャンセル

人民網日本語版 2015年06月08日14:44

韓国観光発展局は7日、MERS(中東呼吸器症候群)の感染が韓国で拡大して以来、予定していた訪韓旅行をキャンセルした外国人観光客は2万人を上回ったことを明らかにした。新華社が伝えた。

今月5日、予定していた訪韓旅行をキャンセルした中国およびその他アジア諸国の観光客は、前日比74.6%増の延べ2万600人に達した。

【訪韓旅行キャンセル、中国人が最多】

韓国聯合ニュースが韓国観光発展局の情報を引用して報じたところでは、訪韓旅行を取り消した外国人観光客のうち、中国人(大陸部および香港・台湾の住民)は約85%を占めた。

韓国観光発展局の担当者は、「MERS感染拡大がこのまま続けば、外国人観光客の多くは、旅行目的地を韓国から日本に変更するだろう」との見込みを示した。

韓国観光業の関係者は、「MERSの感染拡大が起こった後、訪韓旅行を予定していた中国人のうち約20%が旅行をキャンセルした。このような情勢が続けば、6月に訪韓旅行をキャンセルする中国人は延べ10万人に達する見込みだ」と話した。

韓国聯合ニュースの報道によると、韓国を訪れる外国人観光客のうち、中国人が最も多い。2014年に韓国を訪れた中国人観光客は、初めて延べ600万人を突破した。このうち首都ソウルを訪れる中国人観光客は、1カ月延べ50万人に近づいている。

MERSコロナウイルスは、2012年9月にサウジアラビアで初めて確認された。MERSウイルスは、新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)と同じコロナウイルスの仲間で、MERSに感染すると、急性かつ重症な呼吸器症状や急性腎不全の症状を呈する場合が多い。


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