広東省衛生・計画出産委員会は4日に通達を発表、「5月29日に感染が確認されたMERS(中東呼吸器症候群)感染患者の容態は引き続き予断を許さない状況であり、患者は元気がなく、情緒不安定な状態に陥っている」ことを明らかにした。広東省が所在を追跡していたMERS患者との濃厚接触者計78人は、これまでに、全員の所在が確認された。人民網が報じた。
広東省は4日、衛生・計画出産、公安、検査検疫、出入国検査、対外事務などの各部門と連携して、78人の濃厚接触者の所在を追跡、全員の所在が確認された。このうち広東省内の濃厚接触者75人については、集中隔離方式で経過観察が行われているが、今のところ、体調が悪化した人は出ていない。中国から出国した残りの3人については、関連国・地域に連絡済みという。
広東で感染が確認された韓国人のMERS患者の容態は依然予断を許さない状況で、専門家チームは治療計画を適宜調整しながら治療にあたっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年6月5日