韓国で猛威を振るっている中東呼吸器症候群(MERS)の感染者は95人、死者は7人に増加した。中国新聞網が韓国聯合ニュースの9日の報道を引用して報じた。
韓国保健福祉部の8日の発表では、新たに23人の感染が確認され、感染者は計87人だった。また、16歳の男子高校生への感染も確認された。10代への感染は初めて。保健当局によると、同高校生は、発熱が確認されたものの、1日以降は熱が下がり、症状は軽いという。
8日の時点で、隔離対象者は2508人に増加した。一方、583人が隔離解除された。
保健福祉部によると、世界保健機構(WHO)は「国際保健規則」に基づき、感染が国外に拡大する恐れのある場合など、国際社会が共同で対応する必要のあるケースでは、当事国と協力し、現場調査活動を行うことができる。
そのため、WHOの福田敬二事務局長補が率いる合同調査団が早ければ9日から韓国を訪問し、MERS感染状況を把握するための現場調査活動を行う予定だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月9日