解説

次世代ブロードバンドネットワーク

　「概説」

　次世代ブロードバンドネットワークとは、接続スピードが100Mbpsに達するブロードバンドを指し（現在、中国の都市部における平均速度は2Mbps）、次世代インターネットおよび国の次世代基幹ネットワークにおける物理ネットワークの基礎となるとみられている。

　次世代インターネットの学術的な定義についてはさまざまな説があるが、主な特徴として以下の点が挙げられる。

　規模　IPv6プロトコルを採用し、次世代インターネットに大きな成長の可能性をもたらした。それにより、ネットワークの規模や接続ネットワーク端末の種類・数、ネットワークの応用範囲が広がるとみられる。

　速度　端末間の100Mbps以上による高性能通信。

　安全性　ネットワーク対象の識別、認証およびアクセス権の管理を行うことができ、データ暗号化機能とデータ完全性を持つため、信頼できるネットワークを構築することが可能。

　即時性　マルチキャストサービスを提供してサービスの質を管理することで、大規模なリアルタイム双方向アプリケーションの開発が可能。

　利便性　あらゆる場所をカバーする移動ワイヤレス通信の応用。

　管理可能性　秩序立った管理、効果的な運営、すばやいメンテナンス。

　効果　収益モデルがあり、大きな社会・経済効果を生み出すことが可能。

関連ニュース