解説
- 中央企業

- 「概説」
- 中国では長年、国有企業が国民経済を支える重要な柱となっている。政府の管理権限区分に基づくと、中国の国有企業は中央企業(中央政府が監督管理する国有企業)と地方企業(地方政府が監督管理する国有企業)に分けることができる。
広義の中央企業には以下の3種類が含まれる。
(1)国務院国有資産監督管理委員会が監督管理する企業。経済機能で以下の3種類に分かれる。▽公共製品を提供する企業。例えば軍事工業、電気通信、電力、水事業など▽事前独占製品を提供する企業。例えば石油、天然ガス、鉱産物▽競争力のある製品を提供する企業。例えば一般工業、建築、貿易など--。
(2)銀行業監督管理委員会、保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会が管理する企業。金融業に属する。
(3)国務院のその他の部門または非政府の社会組織が管理する企業。例えば、たばこ、金、鉄道旅客貨物輸送、港湾、空港、ラジオ、放送、文化、出版などの業界。
中国では、中央企業とは一般的に、国務院国有資産委員会が監督管理する企業をいう。その他一部の国と比べ、中国国務院国有資産委員会が監督する範囲は小さい。
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