解説

次粛条（二次不況）

　「概説」

　「次粛条（二次不況）」という言葉の生みの親は、中国人民大学経済学院の楊瑞竜院長。マクロ経済の成長が衰退した後、回復途上で再び経済が落ち込み、それに伴い経済の底部に揺れ動き、波、分化といった現象が見られるが、経済の落ち込み幅は、「二番底」を形成するまでには至らない。ちなみに、販売や就業などのマクロデータが4カ月以上大幅に下落し、GDP増加スピードが2四半期連続8％を割った場合、「二番底」と呼ばれる。国家発展改革委員会（発改委）マクロ経済研究院の王一鳴・常務副院長は、「経済の落ち込みに対して必要以上憂慮すべきではない。増加スピードの減速は、必ずしもマイナスの現象とは言えない。スピードを犠牲にする代わりに、より長期的で健全な成長が期待できる」との見方を示している。

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