解説
- 鎮級市
- 「概説」
- 浙江省温州市に5つの試行鎮級市が誕生したことに続き、山東省も「鎮級市」試行実施のスタートを発表、3-5年以内に、約20の主要鎮を小都市に育成する計画だ。
「鎮級市」とは、県の管轄下にある市を指し、そのポイントは、都市基準にもとづき、鎮を建設・管理することにある。温州市に国内初の「鎮級市」」が誕生した。「任務が重く権限が小さい」という温州市で浮き彫りとなった問題の解決に向け、5つの大型鎮を試行地域に指定し、鎮級市の建設に取り組む。これらの試行鎮では、土地使用権、財政裁量権、行政審査許可権、事務管理権が拡大される。「鎮級市」ブームが訪れるにつれて、住宅価格・固定資産証明、銀行口座証明、資産証明など農村部土地関連証明書の投機的売買が増加している。地域経済のベテラン研究者は軒並み、「鎮級市改革は、経済社会の発展法則の流れに見合うで、改革により、実力ある経済強鎮の権利拡大が推進され、発展のボトルネックが打破され、近隣地域の経済社会の法治がけん引される。これこそ、都市化の発展方向に沿うものだ」との共通認識を持っている。
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