解説
- スーパーネットバンク
- 「概説」
- 「スーパーネットバンク」は、中国では「第2世代支払システム」と呼ばれる。中国人民銀行(中央銀行)公式サイトの説明によると、第2世代支払システムは、銀行業金融機関に弾力性の高い接続方法、清算モード、より全面的な流動性リスク管理手法を提供し、ネットバンクの相互リンクを実現、新興の電子支払業務や人民元支払決済を支援し、自国通貨取引における為替リスクのない対等支払(PVP)決済を実現する。中央銀行が開発中の第2世代支払システムは、2011年11月に全面開通する計画。ただし、そのうち各商業銀行本店ネット銀行端末にリンクする第2世代銀行ネットワークシステムは、2010年8月上旬に開通する。「スーパーネットバンク」は、個人・企業ユーザに銀行間リアルタイム送金、銀行間銀行口座・帳簿検索、現行の支払システムでは実現していない銀行間引き落とし、第三者支払、第三者授権など各業務を提供する。「スーパーネットバンク」の登場で、電子商取引や銀行間資金管理などの分野で商業銀行が顧客に革新的サービスを提供するための強固な基盤が確立する。
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