解説

預金準備

　「概説」

　預金準備とは、金融機関が顧客への預金払い出しや資金の精算を確実に行えるよう保障するために、中央銀行に預け入れる預金のことであり、中央銀行が要求する預金準備が預金総額に占める割合を預金準備率という。いわゆる差別的な預金準備率制度とは、金融機関に対して実施する預金準備率と自己資本率や資産の質などの指標とを関連させるものだ。この制度を実施すれば、自己資本率が不足し、かつ資産の質が低い金融機関による資金貸し出しの増加を抑制できるようになる。

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