解説

経済自由度指数

　「概説」

　経済自由度指数は「ウォールストリート・ジャーナル」と米ヘリテージ財団が発表する年度報告であり、各国・地域の経済自由度を数値化した世界的に権威ある指数の一つで、世界155の国と地域をカバーする。

　世界経済自由度指数は2007年以降、100点満点で採点する方法を採用、経済自由度に関する10項目でそれぞれ評価を行っている。各項目の点数を算出し、それらを平均した値が、その国・地域の最終的なな得点となる。得点が高ければ高いほど経済自由度が高く、低ければ低いほど経済自由度は低くなる。各経済体は得点により、▽自由（80点-100点）▽おおむね自由（70-80点未満）▽中程度の自由（60-70点未満）▽やや不自由（50-60点未満）▽抑制を受けている（0-50点未満）の5段階に分類される。

　経済の自由度を計る10項目はそれぞれ、貿易政策、政府の財政支出、経済に対する政府の干渉、通貨政策、資本の流動と外国投資、銀行業と金融業、賃金と物価、財産権、規制、非正規の市場活動となっている。

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