解説

東風汽車公司

　「概説」

　東風汽車公司の前身は1969年、湖北省十堰市に設立された第2汽車製造廠。30年余りを経て、十堰市（主に中・重型商用車、部品、自動車設備）、襄陽市（主に軽商用車、乗用車）、武漢市(主に乗用車)、広州市(主に乗用車)の4大拠点が次々と建設されたほか、上海市、柳州市(広西チワン族自治区)、塩城市(江蘇省)、南充市(四川省)、鄭州市(河南省)、ウルムチ市(新疆ウイグル自治区)、朝陽市(遼寧省)、杭州市(浙江省)、昆明市(雲南省)などにも支社を設けている。

　業務範囲は商用車、乗用車、自動車部品、自動車設備にわたり、中国第一汽車集団公司、上海帰社工業（集団）総公司と並び中国最大の総合力を誇る自動車グループの一つ。2003年9月、本部が十堰市から武漢に移転。2007年、自動車の販売台数は113万7千台、売上高は1416億8700万元。2008年の販売台数は132万600台、前年同期比16.12％増と、業界の平均水準の2.4倍に達している。売上高は1527億1300万元で、中国企業500社番付で13位。中国製造業500社で6位。総合的な市場占有率は14.08％に達し、セグメント市場では中・大型トラックと中型バスでいずれも1位、軽トラックと小型バスで2位、乗用車で3位に位置している。

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