解説

中関村

「概説」

　中関村は北京のハイテクの中心であり、「中国のシリコンバレー」とも呼ばれる。北京の北西部にある海淀区一帯に位置し、西北三環路と西北四環路の中間にある。

　中関村科学技術パークは1988年5月に国務院の認可を受けて設立された中国初の国家級ハイテク技術産業開発区であり、中関村科学技術パーク管理委員会が、市政府の派出機関としてパークの管理と指導を行っている。同パークは、科学技術、知力、人材、情報資源が北京で最も密集した地域をカバーしており、清華大学、北京大学、中国人民大学など大学39校（在学生約40万人）、中国科学院を代表とする各科学研究機構213カ所（うち国家工程センター41カ所、重点実験室42カ所、国家級企業技術センター10カ所）などが含まれる。

　同パークは中国で最も有名な2つの大学（清華大学、北京大学）と隣接しているため、西洋のアナリストは中関村の未来を楽観視している。その最も重要な原因は、シリコンバレーの発展の初期において、スタンフォード大学が似たような役割を果たしたことだ。

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