解説

一房一価

「概説」

　国家発展改革委員会（発改委）の関連規定に基づき、2011年5月1日より、新築住宅・中古住宅の販売に際しては一物件につき一価格（一房一価）で正価を明確に表示することが義務付けられた。価格詐欺の防止がねらい。

　「一房一価」とは、デベロッパーがそれぞれの物件につき「正価表示」しなければならないことを指す。物件販売所では、それぞれの物件に関し、基準価格、変動幅、総合的な価格差（部屋の階層、部屋の向き、環境など）、販売単価、総合価格などの具体的状況を含む関連情報を貼り出さなければならず、公表後は無断で価格を上乗せしてはならない。また、新築住宅の販売価格は、販売前に不動産部門の認可を得なければならない。現在、一部の地域、不動産プロジェクトにおいて「一房一価」が実施されている。これにより、不動産購入者はより多くの実益を得られるようになった。

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