2014年初め、劉暁明・駐英中国大使は英国「デイリーテレグラフ」に文章を発表し、日本を軍国主義の誤った道へ導こうとする安倍晋三首相を批判した。今年98歳になる第2次世界大戦の北大西洋戦隊の元兵士、フライド・セック(音訳)さんは同文章を見て中国大使に手紙を寄せ、かつて日本軍の捕虜として泰緬(タイ―ビルマ)鉄道の建設をさせられ、日本軍国主義に苦しめられた経験について語った。新華社記者の取材に対し、セックさんは次のように語った。歴史を銘記して初めて未来を守ることができる。人々は恐ろしい日本軍国主義の復活を阻止しなければならない。「私は日本を簡単に許すことはできない。故郷から何千キロも離れた泰緬鉄道の側に永眠する戦友たちを裏切ることはできないからだ。私は『極東捕虜協会』唯一の生存者だ。私は既に亡くなった彼らに代わって語らなければならない。彼らの許しを得ずに簡単に許すことはできない。彼らは既に語ることはできず、また日本側からの懺悔の声を聞くことができないのだから」。 新華網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年2月27日