河北省魏県は「中国の鴨梨の郷」という美称で呼ばれる。毎年初春になると一面の梨畑に雪のような梨の花が咲き、多くの人が花を楽しみに訪れる。週末にあたる3月30日、魏県党委員会宣伝部の茜秀臣さんは家族や友人とともに、梨園をゆっくりと散歩していた時、ある中年男性が母親を背負って花見をしている姿を見かけた。感動した彼は携帯電話のカメラで撮影してインターネットで公開し、予想外の反響を得た。燕趙都市報が伝えた。
「母親を背負って花見をする孝行息子」はインターネットで話題を集め、多くの人が男性が誰かを突き止めようとした。近日あきらかになったその男性の身分は邯郸市復興区国税局で働く姫さんで、第3分局の税務管理員だという。同僚たちは皆彼を親しみをこめて「姫にいさん」と呼ぶ。
復興区国税局の王海軍さんによると、同機関の同僚が写真の人物の正体に気づいたという。「姫にいさん」が母親を背負って梨の花見をしている写真を見た同僚は、「親孝行だとは聞いていたが、これほどとは思わなかった。本当に私たちの手本だ」と親孝行な彼を褒め称えた。中国新聞網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年4月10日