トヨタ自動車は9日、日本の国土交通省に報告書を提出し、始動モーターやエアバッグなどに問題があったとして、「ヴィッツ」、「RAV4」、「ポルテ」など小型車約108万5千台をリコール(回収・無償修理)することを明らかにした。対象車は始動モーターの過熱による発火やエアバッグの不作動といった危険があるという。これまでに2件の火災が発生したが、幸い死傷者は出ていない。
海外市場でのリコール対象車は計約639万台に上り、各国のルールに従って対応を進めていく。トヨタは2012年10月に同社史上最大のリコールを世界規模で行い、その時の対象車は743万台だった。
同省がまとめたデータによると、13年度には大手自動車メーカーから報告されたリコール対象車が797万台に上り、過去最高を更新した。このうち1回あたりの報告数が50万台を超えたケースが、トヨタのプリウスをはじめとして全部で5件あったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月10日