中国有人宇宙飛行プロジェクトの報道官は3日、有人宇宙船「神舟10号」を6月中旬に打ち上げることを宣言した。宇宙飛行士3人が搭乗し、実験用宇宙ステーション「天宮1号」を訪問する。神舟10号は3日、キャリアロケット「長征2号F遥10」に搭載され、酒泉衛星発射センターの有人宇宙船発射場技術区から発射区へと運ばれた。これは、神舟10号の打上げが最終準備段階に入ったことを意味する。北京晨報が伝えた。
上述の報道官は「宇宙船とキャリアロケットは3月末に発射センターに到着した後、打ち上げ前のプロセスに従い、組み立てやテストなど技術区における主な作業を完了した。神舟10号は推進剤の注入後、キャリアロケットに搭載される」と語った。
神舟10号とキャリアロケットの結合体を乗せた可動式の発射プラットフォームは3日9時、発射場の垂直組立テスト施設からゆっくりと外に出た。その後、各技術状態を確認し、1500メートルのレールの上を1分当たり20メートル以下のスピードで発射塔まで移動した。
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