神舟10号が飛行シミュレーションを完了 出荷前の準備が万端に
中国の有人宇宙船・神舟10号は今年6−8月、3人の宇宙飛行士を乗せて宇宙空間に打ち上げられ、宇宙ステーション実験機・天宮1号と再びドッキングする予定だ。中国航天科技集団から20日に得た情報によると、神舟10号は飛行テストのシミュレーションを完了し、工場出荷に向け準備が進められている。北京晨報が伝えた。
神舟10号はすでに工場出荷前の準備を完了し、システム審査に合格した。また神舟10号の打ち上げ施設試験チーム、飛行抑制試験チーム、回収試験チームが結成され、今後数カ月にわたる異なる安全保障任務の推進に向け準備を整えている。
すでに発表された任務計画によると、神舟10号は今年6−8月に酒泉衛星打ち上げセンターから打ち上げられる。3人の宇宙飛行士が宇宙船を操縦し、軌道上を運航中の天宮1号と有人ドッキングを行う。神舟10号の任務は、中国初の有人地球-宇宙往還輸送任務の実用性飛行だ。神舟10号は軌道上を運航する天宮1号に人員・物資を補給するという、地球-宇宙往還輸送の使命を担う。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月22日