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神舟10号、宇宙飛行士の献立に注目

 有人宇宙船「神舟9号」と宇宙ステーション実験機「天宮1号」のドッキングによる興奮が冷めやらぬ中、2013年の宇宙事業に再び期待が寄せられている。神舟10号は天宮と再会し、月探査機「嫦娥3号」も初の月面着陸を実施する。人民日報海外版が伝えた。

 宇宙事業の専門家によると、神舟10号は早ければ6月に打ち上げられ、天宮1号とドッキングする見通しだ。神舟10号の宇宙飛行士が天宮で過ごす新たな宇宙の旅は、中国人に興味をわかせている。多くのネットユーザーは、「宇宙飛行士は宇宙で何を食べるか」に関心を寄せている。2012年の神舟9号の宇宙飛行士の献立には、エリンギのチリソース炒め、細切り肉のチリソース炒め、松の実とトウモロコシの炒めもの、きくらげと卵の炒めものといった特色ある地方料理があり、さらに中国調味料大手・李錦記の海鮮ベースの甘味噌、醤油ベースのソース、四川省風味の辛味噌、ケチャップ、タイのチリソースを調味料とした。今年の神舟10号の旅で、どの地方の家庭料理と調味料が献立に入れられるかが、多くのネットユーザーに期待されている。神舟10号の宇宙飛行士がグレードアップ版の国産「宇宙キッチン」を使用するという情報を受け、ネットユーザーは宇宙飛行士が天宮で炒めものを食べられるかもしれないと大胆に予測している。

 異なる宇宙飛行士の異なる飲食習慣に基づき、現在の献立は栄養バランスの他に、異なる地方出身の宇宙飛行士の好みを十分に考慮している。情報によると、一つの宇宙食が開発されるたびに、宇宙飛行士に試食の上評価を記入してもらい、得点が60点を上回った場合に入選が決まるという。昨年の神舟9号の宇宙飛行士は2人が山西省出身で、1人が河南省出身であった。宇宙飛行士は無重力状態に置かれており、味覚が一時的に退化する可能性があるが、故郷の味は食欲を呼び起こすことができる。例えばトマトケチャップは甘酸っぱい味を好む山西省出身者の需要を満たすと同時に、ビタミンCとリコピンを補給できる。さまざまな味を組み合わせた中国料理は、西洋料理よりも中国人宇宙飛行士の口に合い、任務をより良く遂行できる。

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