「精子バンク」をめぐる話題が、再び社会の話題の的になり、上海市「精子バンク」にも、人々の注目が集まっている。中国新聞網が伝えた。
上海全市では、夫婦の不妊率が10%に達しているが、上海市精子バンクに冷凍保存されている精子は1500組に届かないという。
この1500組のうち、最年長は、中国で核開発関連業務に携わる60代のスウェーデン人専門家だ。彼は、自分が前立腺がんを患ったことから、上海市精子バンクで自分の精子を保存するという選択をした。一方、最年少は、白血病を患った17歳の男性。
上海市精子バンクの所長を務める仁済病院医師の李錚博士は、「放射線や高磁気を浴びる危険性が高い業務に従事している人や、消防隊員や警官など高リスク業に携わる人は、今後の出産プランを視野に入れ、自分あるいは家族の精子を保存しておいた方が良い」と提案している。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月21日