李克強総理は3日午後、クウェートのジャービル首相と会談した。

　李総理は「両国は経済、貿易、投資、財政、金融、インフラ整備面の協力を拡大する必要がある。中国はクウェートの鉄道事業への参加を望んでいる。シルクロード経済ベルトと21世紀の海のシルクロードの建設、およびアジアインフラ投資銀行設立計画へのクウェートの積極的な参加を歓迎する。両国はエネルギー協力を拡大する必要がある。クウェートが中国の石油企業に石油・天然ガス探査・開発市場を開放することを希望する。両国は人的・文化交流を緊密化し、大学間や人員の往来を拡大し、両国民間の理解と親善を促進する必要がある。国際、地域問題における意思疎通と調整を強化し、地域の平和・安定維持に共に尽力する必要がある」と指摘した。

　「中国は湾岸協力会議およびアラブ諸国との関係発展を強く重視している。湾岸協力会議、アラブ連盟議長国としての、中国・湾岸協力会議関係、中国・アラブ諸国関係の深化に向けたクウェートの努力を称賛する。クウェート側が引き続き中国・湾岸協力会議自由貿易協定（FTA）交渉の早期再開を推進し、中国・アラブフォーラムの構築および中国・アラブ戦略的協力関係の新たな成果を促すことを希望する」と強調した。

　ジャービル首相は「中国側とのハイレベル相互訪問を強化し、経済、貿易、投資、エネルギー、文化、教育、科学研究分野で多元的な協力を行い、クウェートの地域と資金面の強みを発揮し、『1ベルト、1ロード』の建設およびアジアインフラ投資銀行設立計画に積極的に参加し、共同発展を促したい」と表明した。（編集NA）

　「人民網日本語版」2014年6月4日