6年近くの時間を費やし、上海で建設中の高層ビル上海センタービルが3日、最上部の工事が完了し、高さ632メートルに達して上海で一番高い建物となった。中国新聞網が伝えた。
2008年末に金融危機という背景の下で建設が始まった上海センタービルの高さは有名な台北「101ビル」(508メートル)を4分の1近く上回る。上海浦東陸家嘴の「金融城」に位置する。
建設会社の上海建工機施集団によると、上海センタービルの頂上構造は118階から137階の位置にあたり、高さは546メートルから632メートルで、展望層や電気設備層など4つの建築機能エリアを含むという。
資料によると、2013年4月に上海センタービルは4年以上の建設を経て高さ500メートルを突破し、同じく上海浦東陸家嘴地域に位置する他の2つの高層ビルである高さ420.5メートルの金茂ビルと同492メートルの環球金融センターを上回り、「上海一」の高さとなり、上海を訪れる観光客の新たなスポットとなった。
上海浦東地区は世界的にも上位にあるこの高層ビル3棟が有名で、この独特の高層ビルが陸家嘴金融城の繁栄を見守るものとなっている。
上海センタービルは2015年中頃に運営開始する予定で、金融業界を中心に国際標準の超高級オフィスビルや超5つ星クラスのホテル・関連施設、ビジネス、観光・エンターテイメント、会議施設という5つの機能を集積した施設となる。オフィスエリアの面積は約22万平方メートル、ビジネスエリアは約5万平方メートルで、2万~3万人を収容可能だ。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年8月4日