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北京CBD、市内で最も高い高層ビル「中国尊」が着工

 北京市計画委員会はこのほど、国貿橋の北東に位置する中心業務地区(CBD)の建設プロジェクトが全面的に実施段階に入り、高層ビル5棟の設計プランも決定したことを明らかにした。CBDには今後、超高層ビル19棟が建設され、多国籍企業の地域本部や国際金融機構などを誘致する計画だという。このほか、中国最高峰の清華大学の光華路新キャンパスも同地に建設される。新京報が報じた。

5区画の設計プランが既に決定

 CBDの面積は約30ヘクタール(東京ドーム約6.5個分)で、計18区画あり、超高層ビル19棟の建設が計画されている。2010年以降、CBDの約10区画の取引が続々と始まった。中でも最も注目されているのがZ15区画で、高さ510メートルの高層ビル「中国尊」の建設が予定されている。完成すれば北京市で最も高い建造物となる。

 同委員会の担当者によると、現在、CBDでは計14区画が売りに出されており、うちZ2b(サムスン)、Z3(万通不動産連合体)、Z6(遠洋不動産連合体)、Z14(正大置地連合体)、Z15(中信銀行)の5区画のプロジェクトプランが決定している。

清華大学光華路新キャンパス

 同委員会は現在、関連の手続きを急いでおり、Z2bとZ15(中国尊)の2プロジェクトは既に、地下工事の建設計画許可書を取得し、着工している。Z1a、Z12の2プロジェクトは設計プランの調整を進めている。そのほかの7プロジェクトは、現在設計プランの準備が進められている。

 清華大学の光華路新キャンパスは、Z1b区画に建設される計画だ。同大学の工芸美術学院のキャンパスは元々CBDの北西にあったものの、同大学がCBDの建設計画に合わせる形で移動を決め、元々所有していた用地の中で新キャンパスを建設することとなった。敷地面積約9000平方メートルの同キャンパスには、230メートル以下の高層ビルが建設される計画で、延べ床面積は15万平方メートルと、元々のキャンパスの3倍の規模になる。

 このほか、CBDではインフラや関連施設の工事が既に着工し、延べ床面積は52万平方メートル。今後、各区画が地下鉄や路線バスと一体化される。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年9月13日

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