ロシア向けネット通販国境倉庫がスタート

黒竜江省哈爾濱（ハルビン）市南崗区天池路7号の建物にある、総面積3千平方メートルの国内初のロシア向けのネット通販国境倉庫がこのほど業務をスタートした。これによりロシアの消費者がインターネットで中国製品を買う場合にかかる時間が短縮され、国境をこえたネット通販の物流コストも下がることになる。新華社が伝えた。

この国境に近いエリアでの国境倉庫は、哈爾濱市の対ロシア経済貿易協力の重点プロジェクトの一つで、倉庫は小貨物エリア、大貨物エリア、大口商品保管エリア、貴重商品保管エリアなどの機能別に空間が区切られ、10万点あまりの貨物を保管できる。現在、第1弾としてネット通販企業5社の貨物が保管されている。この倉庫を通じて、中国南方の国境を越えたネット通販業務を取り扱う企業の多くは、人気商品をあらかじめ哈爾濱市に保管しておき、ロシアのネットユーザーから注文があれば、ただちに発送することが可能になる。これまでのような貨物を各社のネット通販本部から哈爾濱市まで運ぶ時間、さらには引き取り、安全検査、梱包、通関にかかる時間がカットされ、全体で約5日間の時間短縮になる。（編集KS）

「人民網日本語版」2014年6月23日