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南京大虐殺の犠牲者遺族ら、国連人権機関に公開書簡を送付

人民網日本語版 2014年12月11日10:57

公開書簡の内容を紹介する中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館の朱成山館長公開書簡を見せる朱成山館長(左)と生存者の余昌祥氏公開書簡を見せる朱成山館長(左)と生存者の余昌祥氏
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世界人権デーとなった12月10日、江蘇省および南京市政府新聞弁公室は中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館で記者会見を開き、南京大虐殺の犠牲者遺族らが国連人権機関に公開書簡を送付したことを発表した。生存者の余昌祥氏、犠牲者遺族代表の韓新民氏、趙宝雲氏らが会見に出席した。

公開書簡は犠牲者遺族・生存者ら3361人が共同で起草したもので、中国人権研究会・南京大虐殺犠牲者遺族の名義で、それぞれ国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長、国連人権理事会のボードレール・ヌドンエラ議長、国連のゼイド・ラアド・アル・フセイン人権高等弁務官に送付された。書簡は中国語、英語、日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語の7カ国語で書かれている。

公開書簡の内容は以下の通り。

家族を虐殺され、故郷を焼き払われ、妻や子供と別れて流浪の身となり、身を切られるような苦しみを味わった南京大虐殺の犠牲者遺族と生存者は、南京大虐殺の記憶を深く心に刻んでいる。しかし、日本の右翼勢力は長年にわたり、歴史を認めず、南京大虐殺の事実を幾度も否定してきた。彼らの行為は、犠牲者遺族と生存者にとって、さらなる加害以外の何物でもない。

我々が歴史を銘記するのは、恨み続けるためではない。歴史を尊重してこそ、中日両国の国民は真の和解に達することができる。そのため、我々3千人あまりの犠牲者遺族と生存者は貴組織に対し、その国際的な影響力を通じて、人権保護、公平、正義の立場から、日本政府に対して人権義務を履行し、侵略と加害の歴史を真剣に反省するよう促すことを強く呼びかける。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年12月11日

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コメント

宮田聡美   2014-12-11218.19.98.*
私は日本の代表ではないですが、日本人として、人間として、感謝します。南京大虐殺は、日本軍国主義による中国侵略の典型事例であり、反人類の象徴であり、現在と将来にわたり、日本のみならず、全世界の人々が銘記すべき歴史的事件です。こうした訴えを、戦後70年という節目に、とりわけ、世界の多くの人々が未だに戦争の恐怖と悲惨に晒されているにも関わらず、新たな戦争が懸念されているこの時期に、先の戦争の最大の被害国である中国が、国連を通じて全世界に向けて発信し、日本軍国主義復活を懸念する日本国民の総意と、平和と人道を希求する全世界の人々の願いに完全に合致するものです。狡猾で卑劣で品性下劣な日本右翼は、このような中国国民の切なる訴えを「反日」などと喧伝し、全く反省しないどころか、己が愚行と罪業を否定、抹消、歪曲しようとしています。そして平和を愛する日本国民の意思に反し、日本国民の生命と財産をアメリカに売り渡してまで、己が野望を達成しようと企んでいます。戦後70周年を、日本右翼勢力(とこれと結託したアメリカの戦争派)の息の根を完全に止め、アジア太平洋に恒久の平和、安全、繁栄をもたらすために、南京大虐殺の歴史を再度全世界の前に示しましょう!

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