本日28日より、 北京市の路線バス・地下鉄の料金（地下鉄空港線は除く）が、距離に応じた料金に改定される。北京はこれにて、「路線バスは一律4角、地下鉄は一律2元」だった時代に別れを告げた。料金改定に伴い、▽キセル行為防止のため、改札に入ってから出るまでの時間は4時間まで▽運賃無料となる子供の身長制限が、120センチから130センチに変更――といった、一連の関連規定も実施される。中国新聞網が伝えた。

新料金の具体的内容は以下の通り

路線バス：

　バス運賃は初乗り2元（10キロ以内）、10キロを超える場合は、5キロごとに1元加算。

　「市域内」路線で北京市の交通系ICカード「一卡通」を使う場合は半額、学生用カードなら75％引き。

地下鉄：

　初乗り3元（6キロ以内）、6-12キロまで4元、12-22キロまで5元、22-32キロまで6元、32-52キロまで7元、52-72キロまで8元、72-92キロまで9元。

　「一卡通」を使って地下鉄に乗車する場合、1カ月の運賃累計額が100元を超えればその後の運賃は2割引になる。150元を越えればその後の運賃が5割引になる。400元を超えたら割引はなくなる。

　ピーク時の乗客の流れを分散するため、北京市は2015年の年末までに、地下鉄・都市鉄道でオフピーク時の料金割引政策を打ち出す計画。また、1日乗車券、特定区間で使える定期乗車券、地上・地下の連携乗車券などの優遇政策についても、公共交通の全体的な発展と乗客のニーズに基づき打ち出して行くという。うち、1日乗車券や1カ月有効の定期券などは、企業が価格決定権を持つ。（編集SN）

　「人民網日本語版」2014年12月28日