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中国製の無人運転地下鉄、北京で間もなく運行へ

人民網日本語版 2014年12月02日14:24

鉄道車両メーカーの中国北車長春軌道客車股フェン有限公司は1日、北京地下鉄燕房線で使用される60両の地下鉄車両の受注を獲得したことを発表した。同車両は中国大陸部で初めて最高クラスの自動化を実現した全自動地下鉄車両で、無人運転が可能。1両目は来年5月に交付される。新華社が伝えた。

この無人運転地下鉄車両はIEC62267規格が定める世界最高の自動化クラス「GOA4」に基づき開発と設計が行われた。同車両は運転手や乗務員の介入なしで、列車の自動点検、発車、坂道運行、正確な停車、ドアの自動開閉、運行後の自動スリープなどの全操作を行うことができる。

同列車の最高速度は時速80キロで、車体はステンレス製。最大定員は1262人。列車はイルカからインスピレーションを得たデザインとなっている。デザイナーは生体工学に基づきイルカの滑らかな外観を車両のデザインに取り入れ、空気抵抗を低減した。前照灯は万里の長城の城壁からインスピレーションを得たデザインで、ラインカラーの一部に城壁の図案が使われ、前照灯とマッチしており、北京の古都の香りにあふれている。

無人運転地下鉄車両は運行中に緊急事態に遭遇した場合、直ちにパソコンのプログラムにより自動的に反応し、対応方法を「決定」する。運転手の人為的な参与が停車時間と運行効率に及ぼす影響を減らし、発車・停車の間隔を短縮できるほか、全自動無人運転列車は運転手の疲労、突発的な疾患、その他の状況による影響を受けない。

世界初の無人運転地下鉄車両は、2002年にデンマークの首都コペンハーゲンで使用を開始した。現在、フランスのパリやリオン、ドイツのニュルンベルク、ブラジルのサンパウロ、スペインのバルセロナなど、世界の各都市が全自動無人運転地下鉄を活用している。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年12月2日

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