李克強総理は5日、広東電力設計研究院を視察した。同院は海外電力事業一括受注市場の開拓を通じて、大量の国産電力設備と技術標準の海外への売り込みを先導してきた。中国新聞網が伝えた。
羅必雄院長は李総理から一連の質問を受けた際、同業者と業務検討を行っているように感じたという。石炭火力発電所のエネルギー消費、原子力発電の発電の流れなどの話題全てについて李総理は詳しかった。「質問はどれも非常に専門的だった」。羅院長は「中国製装備の『スーパーセールスマン』という李総理の称号はただで得たものではなく、その背後には専門的知識の蓄えという支えがある」と語った。
李総理は同日、広州で開催された輸出志向型企業トップとの座談会に出席した。ある企業が貿易で一部の国から不公正な待遇を何度も受けてきたことを語ると、李総理は「みなさんは普遍的な問題を関係当局に報告する必要がある。私も、たとえ小企業の受けた各種の不公正な待遇であっても、国家間交渉や政府協議で直接取り上げる。政府が企業のために利益を得ようと争うのは、国家のために利益を図ることだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月6日