四川省蘆山県飛仙関村に住む胡恵武さんの家は「4.20」蘆山地震で倒壊した。2014年3月、胡さんは元の場所に新居を再建しようとしたが、経済的に余裕のない胡さん一家にとって、家の再建は簡単なことではない。胡さんが困っていると、3人の兄が1人1万元(約19万2千円)を始動資金として出してくれた。作業員を頼むお金がない時には、村の住民が胡さんの家のためにレンガ3万5千個を道路から工事現場まで運んでくれた。従来の敷地は狭かったため、政府が元の家の傍にあった電柱を移設して新しい敷地を用意してくれた。新華社が伝えた。
胡さんは新居再建を通じて、多くの人の支援の気持ちに触れ、感謝の気持ちを感じた。彼は兄に頼んで新居の梁に毛筆で「蘆山地震、震災後再建」という文字を記してもらった。息子の胡春成さんは瑠璃の瓦を使って、屋根の青と赤の瓦に「中国の心」のデザインを描いた。また大学を出た息子の嫁の提案で、屋根に瓦で英語の「love」という単語を形作った。今では胡さん一家5人は広さ100平方メートル以上の快適な新居に住んでいる。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年4月17日