BRICS首脳会議がフェルトテントの中で7月9日開催された。ウファではこれが伝統的に最もグレードの高いおもてなしなのだ。プーチン大統領は冒頭、「ロシアが議長国をつとめるBRICS首脳会議にようこそ。我々と関係の深い議題について共に話し合おう」と挨拶した。人民日報が伝えた。
バシコルトスタン共和国の首都であるウファは、バシキール人の「故郷」である。今回のBRICS首脳会議と上海協力機構(SCO)首脳会議のメイン会議センターは2007年に完成したもので、バシコルトスタン共和国がロシアに編入され450周年を記念して建てられたものだ。
バシキール人は大自然と共存する遊牧民であり、フェルトテントは彼らの流動する快適な住居であり、先祖代々の智恵の結晶でもある。フェルト作りはバシキール人の伝統工芸であり、四方に彩られた赤い花模様からはその技術の奥深さが感じられる。煌びやかな装飾に包まれた心地よい民族の香り漂う会場に、BRICS首脳らも親しみを感じ、リラックスした気持ちで会議に臨むことができた。
5カ国の首脳が席に着くや否や、プーチン大統領はロシア語で挨拶をはじめ、各国の首脳が聞き取れないことにすぐに気づくと、同時通訳機を着用するよう笑顔でジェスチャーする一幕があった。ロシアのテレビ局RTに登場したロシアの外相は、視聴者に投げキッスを送る場面が放送された。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年7月10日