在タイ中国大使館の最新の発表によると、現地時間18日午後7時にタイの首都バンコクで起きた爆発事件で、犠牲になった中国人の数が6人に増えた。新華網が報じた。
同大使館によると、亡くなった6人のうち、4人が中国大陸部の住民、2人が香港の住民。その他、中国人22人が入院し、1人と連絡が取れていない。軽傷だった中国人十数人は既に退院したという。
プラユット首相は同日、取材に対して、監視カメラに映っていた「容疑者の行方を追っている」ことを明らかにした。
タイ警察が公開した爆発現場の監視カメラの映像によると、黄色いTシャツを着た若い男が黒のリュックサックをエラワン廟(びょう)周辺のベンチに置いた。その後リュックサックを置いたまま立ち上がり、ビニール袋と携帯電話を持って急いで廟を後にし、その後間もなく爆発が起きた。
同事件の犠牲者は20人以上、負傷者は120人以上となっている。犠牲者には、タイ人のほか、中国人やシンガポール人、マレーシア人などの外国人も含まれている。プラユット首相は、「タイ史上最悪の事態だ」と非難している。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月19日