李克強総理は10日午前、大連国際会議センターで行われた第9回サマーダボス会議開幕式に出席し、特別な挨拶「世界経済成長の新たなビジョンを共に描く」を述べた。
李総理は「現在世界経済は依然回復力を欠いており、国際市場と緊密に結びついたエコノミーとして中国が自国のことのみ考えることはできない。緩やかに安定へ向かい、安定しつつ好転へ向かいながら困難を伴うのが現在の全体的趨勢であり、全体的にチャンスが試練を上回る。中国経済・社会発展の主要目標を達成する能力がわれわれにはある」と表明。
「中国経済は新たな常態に入り、将来はより良くなる。これには基礎と条件と原動力がある。われわれは構造改革の推進、イノベーション駆動型発展戦略の実施を通じて、潜在的な経済成長率を十分に掘り起こし、経済の中高度成長を維持し、中高水準へと邁進する」と強調した。
李総理は最後に「世界経済の回復促進という共通課題を前に、国際社会は共に困難を乗り越え、調整を強化し、連携して構造改革を推進すべきだ。中国は平和的発展路線を堅持し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を堅持し、各国と共にあまねく広がる均衡的成長、エコで持続可能な発展を推進する」と述べた。
世界経済フォーラムのシュワブ会長、マラウイのムタリカ大統領、モンゴルのサイハンビレグ首相ら各国政府要人および世界90余りの国・地域の各界の代表1700人余りが会議に出席した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月11日