習近平国家主席は10日に北京の人民大会堂で、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領と会談した。両国の元首は、中国・アゼルバイジャン関係の持続的で健全かつ安定した発展をともに牽引し、両国国民により多くの恩恵をもたらすことで同意した。人民日報が伝えた。

　習主席は、「中国・アゼルバイジャン発展戦略は十分に息が合ったもので、中国はアゼルバイジャンと政策をめぐるコミュニケーションおよび発展戦略の連携を強化し、相互利益とウィンウィンの原則に基づいて、より多くの利益の一致点を凝縮・集約していきたい考えだ。双方はエネルギー、通信、インフラなどの分野でアゼルバイジャンの実際のニーズに合致した大規模プロジェクトを共同でうち出し、両国の実務的協力の水準を全面的に引き上げることができる。中国とアゼルバイジャンは一連の重要な国際問題と地域問題での立場が近い、または一致しているので、中国はアゼルバイジャンと共に国際・地域問題におけるコミュニケーションを強化し、アジア信頼醸成措置会議（CICA）と上海協力機構（SCO）での協力を強化し、国際秩序がより公正で合理的な方向へと発展するよう推進していきたい」と述べた。

　アリエフ大統領は、「アゼルバイジャンは『1ベルト、1ロード』（シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード）イニシアティブを積極的に支持し、関連の協力事業への参加を望む。中国が国際問題で発揮する重要な役割を高く評価し、中国と共に国際機関における協力を深化させたい」と述べた。（編集KS）

　「人民網日本語版」2015年12月11日