新疆維吾爾(ウィグル)自治区 アルタイ地区で1月3日、10年ぶりの珍しい豪雪に見舞われた。15日連続して降り続いた雪はブルチン県の一部の山岳地帯で2メートルにも及ぶ積雪をもたらした。午前11時25分、同地区衝乎爾郷の国境警備派出所はカナス地区をドライブ観光していた観光客が雪崩に遭い、車ごと巻き込まれたとの緊急通報を受けた。通報を受け、派出所の劉志竜副教導員を筆頭に4人の将兵らが救援道具を携帯し、事故現場に急行した。現場では、車で登山中の車列のうちの先頭車両は1か所のドアを残して車両ごと雪に埋もれ、後続の21台の100人近くの人たちが閉じ込められていた。気温が摂氏マイナス30度近くにまで低下した上、強風に見舞われる現場では救助にあたる将兵たちが寒さで手、脚、顔が赤く腫れていながら救助にあたり、閉じ込められた人たちも積極的に雪を掻く隊列に加わった。4時間余りの間、皆で協力して救助作業に当たり、最終的に雪に埋もれた車両の救出に成功した。中国新聞網が伝えた。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年1月5日