2015年11月11日  
 

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中国のネット通販で原価の6倍で売られる日本の商品

人民網日本語版 2015年11月11日10:43

中国で「独身の日」とされている11月11日を目前に控え、販売促進キャンペーンを用意するネット通販サイトは大々的な宣伝を始め、多くの人が安い商品を手に入れようとその日の到来を首を長くして待っている。しかし、一部の人にとっては、苦い記憶を思い出してしまう機会となってしまうかもしれない。新華網が報じた。

中国人観光客ターゲットの疑わしい「高級健康食品」

国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた大型連休を利用して、旅客船で福岡旅行に出かけたある中国人観光客は、ガイドの勧めで、免税店で2ケースで9万6千円の植物酵素を購入した。しかし、筆者が東京で日本人に聞いてみたところ、あまりの高額に目を丸くしていた。酵素は一種のたんぱく質で、健康に寄与するかをめぐっては、日本国内でも疑問の声が上がっている。複数の日本人は、「日本で、酵素を服用している人は少ない」と声をそろえた。

東京のドラッグストアを取材してみたところ、酵素を扱っている店はあまりなかった。前出の「高級酵素」を生産しているある医学研究所も、「この酵素は免税店と共同で開発した商品」としたものの、この研究所のオフィシャルサイトでこの商品は紹介されていない。

つまり、この「高級酵素」は、日本人が来ない免税店で、「外国人観光客」をターゲットに販売されている商品なのだ。タラ肝油や納豆、炊飯器などにも同じような商品の落とし穴がある。


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