中国の文化観光展示イベント「2016中国節(チャイナ·フェスティバル)」は30日にメーンの展示がスタートし、中国伝統の手工芸、民族の歌や踊り、武術、グルメ、観光情報などが紹介され、日本人や在日の中国人が大勢訪れた。
このイベントは在日中国企業協会と全日本華僑華人連合会が共同開催したもので、会期は31日までの3日間。今年は東京の六本木ヒルズのアリーナを会場にして、「中国のシルクロード、中国の世界遺産」がテーマの文化観光広場を作りだした。
文化観光広場には、内画鼻煙壷(カギタバコ入れ)、切り紙、篆刻、京劇の隈取りといった伝統工芸品が並んだ。ステージでは、少林寺からきたパフォーマンスグループが切れのいい少林拳を披露し、貴州省凱里学院の演者も民族の歌や踊り、民族衣装などのパフォーマンスを披露した。
航空会社や旅行会社などが出展した観光産業は、関連の中国企業が出展企業の提供した中国旅行や中国往復航空券などが当たる抽選会を行った。今回のイベントの一環として、人民網と中国国家観光局が主催した「心に映る中国-訪中日本人観光写真コンテスト」も、会場で映像やポスターの形で展示され、現在すでに投稿されている作品の一部も展示された。
今回のイベントでは、特別ゲストとして江蘇衛星テレビの人気番組の司会者・孟非さんも会場に姿を見せ、お見合い番組「縁来非誠勿擾」の女性ゲストと番組の裏話や現代の中国の若い人々の恋愛観などについて語った。
会場を訪れた日本人は、「イベントで中国文化の魅力を知った。まだ中国に行ったことがないので、行く機会があればいいなと思う」と話し、日本で暮らす中国人は、「日本で中国の歌や踊り、芸術公演が見られて、すごく懐かしかったしとてもうれしかった。このイベントは日本人に中国理解のチャンスを提供するだけでなく、在日中国人にとっても大きなイベントだ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月31日