低温環境下でいかに飛行機の性能と飛行の安全を保障するかは、圧倒的多数の小型飛行機、特に電気飛行機の技術的なボトルネックになっている。中国初の独自の知的財産権を持つ二人乗り小型電気飛行機「RX1E(鋭翔)」がこのほど、低温飛行環境下での飛行性能・技術条件の難関を突破し、最低飛行環境気温を−37度まで下げた。科技日報が伝えた。
遼寧通用航空研究院試験飛行室の関係者によると、中国の冬の厳しい環境・気温の試練を乗り越え、電気飛行機の市場の需要を満たすため、同飛行機は使用環境・気温の設計を大幅に変更し、当初の下限を−20度まで引き下げた。RX1Eのリチウム電池は特殊保温処理が施されており、低温によるバッテリー消費を抑え、安全かつ信頼性の高い正常な飛行を保証した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月25日