飛行機に乗って空にいる時に情報から遮断される状態が徐々に改善されている。海南航空株式有限公司と喜楽航科技株式有限公司はこのほど共同で、今後2年間、喜楽航が10億元(約179億円)を出資して海南航空の機体100機を改装し、機上でのWiFiサービスを提供し、上空と地上とのコネクティビティを実現させる計画であることを明らかにした。「京華時報」が伝えた。
喜楽航の機内LANサービスソリューション「Airhub」では、240人が同時に動画を視聴することが可能だ。独自開発したモバイルスマート端末の娯楽向けタブレットコンピューター「Airbox」は、すでに国内航空会社の機体200機以上に搭載されている。
海南航空の侯偉副社長は、「海南航空の機内での娯楽は旅客の飛行体験の重要な部分であり、これからも絶えず改良を加えていく。映画や音楽の娯楽コンテンツ、ソフトウエア・ハードウエアのシステム、インターネット技術の応用など各方面で他社に先駆けて飛躍を遂げ、旅客により質の高い視聴時間と旅行体験を提供する」と話す。また海南航空は、BOSE、パナソニック、魯能集団などと協力してより多くの新しい機内娯楽製品をうち出すという。
ここ数年、上空と地上とのコネクティビティがよく話題になる。業界関係者は、「各大手航空会社にとって、上空と地上とのコネクティビティは航空会社の営業モデルに変革をもたらすものとなる」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月15日