スイスメディアの23日の報道によると、世界最大の太陽光飛行機「ソーラー・インパルス2」は来年4月に空に戻り、地球一周飛行を続ける見通しとなった。新華社が伝えた。
同プロジェクトの発起人で操縦士のアンドレ・ボルシュベルク氏は、スイスメディアの取材に対し、「ソーラー・インパルス2は来年4月20日頃に米ハワイを離れるが、関連する地上・空中試験は来年2月中旬より開始する」と述べた。
同機の飛行中に故障したバッテリーは交換済みだ。これによって飛行再開の条件が整った。
ボルシュベルク氏は同機の次の目的地について、「途中でカナダのバンクーバーか、米国のサンフランシスコやロサンゼルスに滞在する可能性があるが、目的地はニューヨークだ。同機はそれから大西洋を飛行し、英国、フランス、スペイン、もしくはモロッコに向かう」と話した。
同機は2015年3月9日にアラブ首長国連邦の首都アブダビから離陸し、一路東に向かい、7月3日には米ハワイに到着した。同機は太陽エネルギーのみで飛行する。今回の地球一周飛行は世界に対して、クリーンエネルギー研究の重要な進展を示す。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月25日