解説

ブロードバンド中国

「概説」

「2006〜2020年国家情報化発展戦略」、「国務院の情報化の発展及び情報セキュリティの保障の推進に関する若干の意見（国発〔2012〕23号）」、「『第12次五カ年計画（2011〜2015）』における国家戦略的新興産業発展計画」の全体要求に基づき、国務院は2013年8月、「『ブロードバンド中国』戦略およびその実施プラン」を発表、今後8年間のブロードバンド発展目標と道筋を示した。戦略的な指導と体系的な手配を強め、中国のブロードバンド・インフラの健全な発展を加速することが目的。

ブロードバンド中国の内容は以下の通り。

2020年までに、都市部と農村部をカバーし、サービスの質が高く、高速かつスムーズな、先進技術を持つブロードバンド・ネットワーク・インフラを基本的に完成させる。固定ブロードバンドの利用世帯数を4億世帯に、世帯普及率を70％に引き上げ、光ファイバーネットワークが都市部のほぼ全世帯をカバーするようにする。3G／LTEユーザーを12億人以上に、人口普及率を85％に引き上げる。ブロードバンド接続が開通した行政村を98％に引き上げるとともに、様々な技術・手段を用いて条件の整った自然村にも普及させる。都市部と農村部の一般世帯向けブロードバンド接続をそれぞれ50Mbpsと12Mbpsとし、都市部家庭の50％で100Mbps、経済発達が進んだ都市部の一部家庭では1Gbpsとする。LTE網が都市部と農村部をほぼカバーするようにする。ネットユーザーの規模を11億人に引き上げ、ブロードバンドのサービス水準と応用能力を大幅に引き上げる。

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